愛犬のからだClose Up! 肉球の巻

犬の足の裏にある、ぷにゅっとした愛らしい感触の肉球。その機能や正しいケアの方法をご存じですか? 地面が灼ける夏の間は特に、肉球の状態をこまめにチェックし、お手入れしてあげましょう。

肉球の構造

肉球は、英語でfoot pad。角化した厚い皮膚と、弾力性のある脂肪球でできていて、犬が歩くときにクッションの役割を果たします。前足、後ろ足それぞれの指には、ひとつずつ小さな肉球がついていて、前足のものを指球、後ろ足のものを趾球と呼びます。手のひらにあたる部分の肉球は、前足が掌球、後ろ足が足底球。また前足には、人間でいえば手首のあたりに小さな肉球があり、これは手根球と呼ばれています。

肉球の汗

人間には、汗をかくための汗腺(エクリン腺)が全身に分布していますが、犬が汗をかく場所は、足の裏だけです。肉球自体が汗をかくのではなく、肉球の間に汗腺があるのです。わずかですが、緊張したり恐怖を感じたときには、足の裏に汗をかいて体温調節を行います。また、地面に自分のにおいを付けたり、肉球を湿らせることで足の裏を滑りにくくする役目もあります。汗自体に強いにおいはありませんが、肉球の間にも毛が生えているため蒸れやすく、さらに地面といつも接しているため、足裏には独特のにおいがたまりやすくなっています。こまめなお手入れで、常に足裏の清潔を心がけましょう。


肉球の変化

子犬の肉球はつやつやして、さわり心地も柔らかいのですが、成長するにつれ、表面の状態や固さ、色が変化します。肉球はピンクや黒一色ではなく、生まれつき模様が入っていることもありますし、成長の過程で、色素が沈着して肉球の色が変化する犬もいます。アスファルトなどの固い地面を散歩したり、土を掘ったりすることが多い犬は、肉球の表面が硬くなりがち。逆に、あまり外出せず、カーペットなどの上で生活している犬の肉球は、表面が柔らかいままになっているようです。

 
このページのトップへ