愛犬のからだClose Up! 被毛の巻

犬の体のほとんどを覆っている被毛は、犬種によって、色も長さも触感もさまざまです。優しい手触りで私たちを癒してくれる被毛の役割や正しいお手入れについて、知っておきましょう。

被毛の構造と役割

犬の被毛には、保護毛(上毛)とよばれる太い毛と、緬毛(下毛)と呼ばれる細い毛の2種類があります。2種類とも生えている犬種をダブルコート、上毛だけの犬種をシングルコートと呼びます。

皮膚

犬の皮膚は、表皮と真皮、皮下組織に分けられます。犬の表皮は人間の3分の1程度、0.1mm以下という薄さです。この薄い表皮を守るため、犬は全身に被毛があるのです。その下の真皮には、皮脂腺や汗腺、毛の根元となる毛包があります。

保護毛

いわゆる上毛。犬の全身に規則的に生えています。紫外線から皮膚を保護したり、防水の役目も果たします。

緬毛

保護毛より短めで、細く柔らかい、いわゆる下毛。春から夏にかけては抜け落ち、暑い夏に備えます。冬には密度が高くなり、保温の役目をはたします。

触毛

目や口の周りにある、太くて硬く、長い毛。いわゆるヒゲです。この毛は保護毛などよりも深い、皮下組織や表層筋から生えていて、感覚器としての機能ももっています。

毛周期

犬の被毛は、一定の周期で生え替わります。緬毛は季節の変わり目に抜け替わり、密度も変化しますが、保護毛は、全身が平均的に生え替わります。

 
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