愛犬のからだClose Up! 舌の巻

 

体のお手入れ

愛犬が、肛門周辺や体の毛をなめている姿を見たことはありませんか?犬の舌には、汚れをなめ取る役割もあります。犬の唾液は強いアルカリ性で殺菌力もあるため、なめることにより、体を清潔に保っているのです。とはいえ、傷などをしつこくなめていると逆に刺激になり、傷が悪化したり、皮膚炎を起こしてしまいます。皮膚にトラブルがあるときには、犬が患部をなめないよう、エリザベスカラーなどを使いましょう。


コミュニケーション

飼い主なら誰でも、愛犬に顔や手をペロペロなめられたことがあるはず。野生の犬は、子犬が母犬の口元をなめて食べ物をねだると、母犬が半分消化した食べ物を吐き戻して離乳食とすることがあります。そのなごりで、飼い主に食べ物をおねだりするときに、口元をなめようとする場合もあるようです。また、犬が他の犬の口元や耳などをなめる場合、服従心を表しています。叱った後、犬が口元をなめに来るのは、自分が服従していることをアピールし、こちらの気持ちをなだめようとしていると思われます。
また犬は、人の耳やおしり、股など、においの強い場所もなめたがります。これは、犬同士が出会ったとき、お互いにおいをチェックする場所。においの強い場所をなめることで、その人に関する情報を収集しようとしているのかもしれません。


ストレス解消

前足やおなか、しっぽなど、体の一部を繰り返しなめていたら、皮膚の状態をよく観察しましょう。湿疹や傷などのトラブルがあるようなら、すぐに獣医師の診察が必要です。しかし、皮膚には特に問題がないようなのに、頻繁になめている場合は、欲求不満や不安を感じているため、舌で体をなめるという、ストレスの転嫁行動かもしれません。遊んでもらえないと、ずっと前足をなめ続けている犬もいますし、動物病院などに行くと緊張して、自分の口元をずっとなめている犬もいます。また、自分の体ではなく、毛布やおもちゃなどをしつこくなめる場合もあります。散歩に行けない日が続いたり、新たに訓練を始めたり、あるいは家族の顔ぶれが変わるなど、犬を取り巻く環境の変化が犬にストレスを与えているのかもしれません。あまりにも一心不乱になめすぎていると感じたら、何が犬のストレスになっているかを見つけ、環境を改善してあげましょう。


 
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