愛犬のからだClose Up! 舌の巻

 

舌の健康状態をチェック

犬の口の中に異常がある場合は、よだれが増えたり、食べにくそうにする様子が見られます。小型犬の場合は歯が密集しているため、口の中のトラブルといえば歯周病が多いのですが、舌もよく見てあげましょう。舌の病気ではなくても、歯の間に骨や木片などの異物がはさまっていると、取ろうとして激しく舌を動かし、よだれが多く出る場合があります。前足で口の周囲をひっかくような動作も見られます。ふだんと違う様子が見られたらまず口の中のチェックを。何か引っかかっていても無理に取ろうとせず、動物病院で処置してもらいましょう。
また犬の舌は、その時々の健康状態を表す指標でもあります。例えば、元気がなくて、いつもより舌の色が赤ければ発熱の可能性、白っぽければ貧血を起こしているかもしれません。ひどく驚いたり恐怖を感じると、舌が紫色(チアノーゼ)になることがありますが、その状態が続くようなら、心臓病や呼吸器系の病気の疑いも。舌自体の病気だけでなく、舌の状態からうかがえる健康SOSも、見逃さないようにしてあげたいですね。


舌の病気

ふだん見えにくい口の中にできる腫瘍などの病気は、手遅れになりがち。できれば定期的な健康診断のときに、口の中もしっかり検査してもらいましょう。

悪性黒肉腫

黒色細胞にできる悪性腫瘍。黒く小さな腫れ物ができます。外科手術で除去する必要があります。

舌炎

舌の炎症。よだれが多く、食べにくそうにしたり、舌がただれるなどの症状が起こります。傷や刺激物質によるもの、あるいは全身の病気の症状として表れることもあります。治療は、獣医師の指示に従いましょう。

舌潰瘍

舌に潰瘍ができ、舌の粘膜の一部が失われます。うまく食べられなかったり、飲み込むことができなくなるなどの症状が現れます。外科手術が必要な場合もあります。

舌腫瘍

舌に腫れ物ができます。よだれが多く、食べにくそうにしたり、飲み込みにくくなります。外科手術で除去する必要があります。

 
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