おでかけレッスン with WAN:vol.6「キャンプ・アウトドア」


しつけ編

アウトドアは、犬にとってはふだんと異なる環境。興奮して脱走したり、遊びに夢中になってはぐれたりすると、取り返しのつかないことになってしまいます。どんなときでも呼べば必ず来るように、「呼び戻し」のしつけをしっかりしておきましょう。

(1)犬が喜んで来る状況で練習

「“おいで”と言っても、全然聞いてくれなくて…」と嘆く飼い主さんは多いのですが、実は、犬が「おいで」がどんな行動かを理解できていないケースが多いのです。犬に「おいで」の意味をわからせることが大切です。
最初は、日常生活のなかで、ごはんや散歩など、呼べば必ず来るであろう、犬にとって楽しい状況で練習してください。「おいで」と声をかけて、犬がやって来たら、首輪をつかんで迎え、ほめてごほうびをあげます。
大事なことは、犬が嫌がるような状況では「おいで」を使わないこと。犬に、「おいで」と呼ばれることが楽しいことだと理解させてください。

(1)楽しく誘いかけるように、「おいで」と声をかけます。おやつを見せてもいいでしょう。

(2)「何かいいことあるかな?」とやって来ました。

(3)「お利口ね」とほめて、ごほうびを。

(2)呼んだら放すの繰り返し

「おいで」と呼び戻してごほうびを与えたら、すぐに犬を放してあげます。呼び戻されてつかまえられたり、おもちゃを取り上げられたり、嫌な経験をすると、「おいで」は犬にとって嫌な合図になり、呼んでも来なくなってしまいます。
呼んだらほめて放す、をくり返して、飼い主の所に戻るのは、「楽しみを取り上げられることではない」ことを教えます。

(1)呼び戻したら、いつまでもつかまえておかないように。

(2)さあ、もう遊びに行っていいよ。

(3)ごほうびももらったし、ごきげ〜ん!

※家の中でも、外でも、呼び寄せられるよう練習しましょう。

※ドッグランなど、犬をオフリードにしてよい所でも、呼び戻しが苦手な犬は、ロングリードをつけておきましょう。

(3)突然の「おいで」の練習

慣れてきたら、レベルを上げて、突然の「おいで」にチャレンジしてみましょう。犬が何かほかのものに夢中になっているときに、突然「おいで」の指示を出して、そばに来させる練習です。
たとえば散歩の途上で、何かのにおいをかぎ始めたら、「おいで」と声をかけます。そばに来たら、ほめてごほうびをあげてください。
家の中では、いたずらをしているときに練習するとよいでしょう。いたずらをすぐに中断して来るようになればOKです。

(1)犬が何かに気を取られたら、すかさず「おいで」と声をかけます。

(2)指示に従って、そばにやって来ました。よくできました!

(3)しっかりほめて、ごほうびです。

(4)待たせておくときのマナー

使い慣れたマットやコングで、居心地のいい環境づくりを。

キャンプ場で、つながれた犬が延々とムダぼえをして、まわりに迷惑をかける光景をよく見かけます。慣れない環境で、犬もかまってほしくてほえるのです。ふだん使っているマットなどを持参して、犬が落ち着ける居場所をつくり、コングなどを与えておとなしく待たせるようにしてください。
また、通りすがりの子どもたちが犬にかまってかみつき事故を起こすと大変です。犬は、原則としてひとりにしないこと。どうしてもという場合は、車やケージの中に入れておきましょう。こんなときのためにも、マット・トレーニング(「カフェ・レストラン」の項参照)やハウス・トレーニング(「お泊まり」の項参照)をマスターしておきたいですね。なお、車やケージの中に入れておく場合は、車内の温度やケージを置く環境に、十分注意してください。

 


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